ソニックガーデンと私

ソニックガーデンで見習い中の坂川です。

ソニックガーデン Advent Calendar 2015 - Adventar 8日目となります。 こういったお祭りに参加するのは初めてで何を書こうかなぁと考えていたのですが、私がソニックガーデンでどんな事を考えて仕事をしているのかを書こうと思います。

開発

前職では主にJava Servletでバックエンド開発を行っていましたが、ソニックガーデンではRailsを使ってフロントエンドの開発を行うようになりました。 これまでも、業務フローをまわすための簡単な画面は作った事があるのですが、エンドユーザに直接提供するような画面は作ったことがありませんでした。

それぞれの要素がそこに存在する意味。なぜこのボタンをこの大きさ、色、文言で配置するのか。そもそもこのページは何のためにあるのか? エンドユーザに価値を提供するためには、こういった視点が必要です。 そういったことを意識して普段使っているウェブサービスをみてみると、どれも工夫があり、あ、こうやって目立たせるのかとか、この登録フローはわかりやすいなとか、今までと違う視点で見るようになりました。

仕事の進め方

今まではいわゆるマイルストーン的な長期目標の中で仕事をしていて、それぞれのタスクの粒度も大きめのものでした。 そのため、問題が後になって発覚したときのリカバーが大変だったり、今必要ではない機能に時間をかけてしまったりといったことがありました。

ソニックガーデンでは、動いて確認できるものを少しずつ開発することで手戻りを最小限にしたり方向転換をやりやすくするために、一週間単位で成果を出します。 そのためには、今本当にやるべきかは何なのかを考えて作業しないと、一週間という短いスパンで成果を出すことができません。 また、自分の開発の時間だけではなく、品質を保つためのコードレビューの時間であったり、ミーティングの時間といった自分だけで完結しない部分の時間も考慮する必要があります。

一週間という時間をどのように使うか、毎週(毎日?)カレンダーとにらめっこしています。

お客様とのミーティング

なんのために、どんなものを作るのか、今必要な機能は何か、こういったことを観点にミーティングを行います。受託とはいえ、お客様の言われたとおりではなく、本当に必要なものは何なのかを考えながら提案を行います。こういう提案は今までに経験のなかったことで難しいのですが、それだけにやりがいがあります。

また、毎週行われるお客様とのミーティングは主にSkypeを使って行っています。リモートならではの認識のずれを無くすために、開発中の機能を画面共有して見てもらったりして、意識のずれがないように注意しています。

リモートワーク

私は広島に住んでいて、ソニックガーデンの本社は渋谷にあります。 今までは会社勤めだったので、リモートで働くことはほぼ初めての経験なのですが、Remottyというツールのおかげでいつもみんな顔が見えて、リモートならではの寂しさはありません。むしろ、実際にオフィスで仕事をするよりも密なのでは?とすら感じます。 自分が分からないことをチームのみんなに聞いたり、雑談したり、同じ空間にいなくても一緒に仕事をしているという実感があります。

まとめ

このように、今までとはがらっと変わった働き方をしています。 慣れないことがたくさんあり、大変なこともありますが、こうやって頑張れるのは自分で仕事をこなしているという充実感、尊敬できる仲間達や協力してくれる家族の存在があるからです。 初めてづくしで戸惑う毎日ですが、これからも日々邁進していきたいと思います。